【道路利用者の安全性の確保】
・路上には、トラック等の荷台から飛散する小石や砂、釘、缶、木屑などの外に、皆さんが考えもつかないようなタイヤ、家具などの大型落下物まで様々です。これらを走行中の車両(トラック・乗用車・バイク・自転車等)が踏むと大事故に繋がるケースもあります。大事故を未然に防ぐと共に道路の変状確認のためにも重要な作業です。
写真は、岩手県北上市の東北自動車道でキャンピングカーが全焼し、幼い子どもら三人が死亡した事故で、県警は、タイヤ近くのガソリンタンクに自動車の金属部品が突き刺さっていたとの実況見分結果を発表した。
【排水施設清掃による交通流の阻害防止と事故の未然防止】
・道路の側溝などに落葉や土砂、ビニール、木片等が滞積すると、降雨時に側溝を流れる水が流れ難くなり排水桝や排水管などが詰ってしまい、道路冠水、陥没、道路法面の崩壊による交通の阻害や事故等に繋がります。また、沿道住居や商店等の浸水被害にも発展することが危惧されます。これらを未然に防ぐには定期的な清掃作業が重要です。
写真は降雨時の道路冠水状況です。
【良好な沿道環境の確保と道路美化】
・道路に有害物を含む塵埃等が溜まると、風等により飛散し、沿道住民に対する環境負荷が増大し健康への影響が懸念されます。そのことから環境負荷低減の観点からも清掃作業は重要です。
また、政府の推進する「観光立国日本」の観光資源としての道路の価値向上のためにも重要な作業です。